東北地方で星空の旅：プラネタリウムガイド

夜空を見上げて、神秘と感動を感じたことはありませんか？
それは、まさに宇宙の魔法を体験している瞬間です。

この広大で謎に満ちた宇宙を探求するのに最適なのが、全国各地にあるプラネタリウムです。

ここでは、あらゆる年齢層の星空ファンにとって忘れられない体験を提供する、東北地方のプラネタリウムを紹介します。

※内容が変更となっている場合があります。ご利用の際は事前にご確認のうえ、お出かけください。
※新型コロナウイルス感染対策の実施については個人・事業者の判断が基本となります。

青森県のプラネタリウム一覧

【八戸市視聴覚センター 児童科学館】

リクライニングシートでくつろぎながら、ドームで輝く星を見ることができる。
番組は、自主製作の一般向け番組の他、職員生解説の大人向け番組、小中学校の授業内容に合わせた学習投影、幼稚園保育園の子供を対象に優しく星を紹介する幼児投影を揃えている。
一般番組には、英語版番組(全編英語)もある。
一般向け番組では年間4作品、各季節の星座紹介を交えた番組を放映している。
八戸市視聴覚センター児童科学館は青森県八戸市にある、体験・経験活動を通して子どもたちの豊かな人間性、科学する心を養う施設。
季節ごとのプラネタリウム番組や、日食月食や季節の星空の天体望遠鏡での観察、工作体験、科学展示品での体験などを楽しむことができる。

【八戸市視聴覚センター 児童科学館】

子供の科学する心を育み、学校や社会教育における視聴覚教育の振興を目的に建設された。
館内には、プラネタリウムや天体観測ドームをはじめ、科学展示品などがそろっている。
星空案内人の資格を取るための星空案内人資格認定講座や、映像利用学習会などを随時開催する他、毎月第2･4土曜のスペシャルナイトなどのイベントも数多くある。
スペシャルナイトでは市民星空観望会、名作アニメを放映する楽しまナイト劇場、夜のプラネタリウムと盛りだくさんな楽しみがある。
また、土･日曜、祝日に1、2Fフロアで開催の科学館KIDS工房では、プラバン工作やペーパークラフトにチャレンジして、オリジナル作品づくりができると人気が高い。
※再入場：プラネタリウムは不可

岩手県のプラネタリウム一覧

【盛岡市子ども科学館のプラネタリウム】

シャープな星空を再現できる光学式と、ダイナミックな全天周映像が楽しめるデジダル式を駆使したハイブリッドプラネタリウムを導入している。
プログラムは、その日の星空を解説する「星空の時間」、科学館オリジナルキャラクターこかぼうが登場する子ども向けの「子どもの時間」、映像番組を楽しむ「映像の時間」の3種で、星空の時間と子どもの時間では担当者のライブ解説で投映される。

【盛岡市子ども科学館】

子どもはもちろん大人も楽しく体験しながら科学・技術にふれることができる。
展示室にはさまざまな展示物が設置され、実際に目で見て、手で触れて、科学・技術を体感できる。
プラネタリウムでは、プラネタリウムデビューを目指す小さなお子様向けの「子どもの時間」、生解説による今夜の星空案内とテーマのお話をする「星空の時間」、プラネタリウムドーム全天に映し出される映像番組「映像の時間」を投映している。

宮城県のプラネタリウム一覧

【仙台市天文台】

プラネタリウムゾーンは2023年6月にリニューアル。
25mのドームに270席、レスポンスアナライザー（設問回答器）も設置している。
光学式投映機「ケイロンⅢ」とデジタルを融合させた最先端のハイブリッドプラネタリウムで、幻想的な宇宙空間へと見るものを誘う。
プラネタリウム星空の時間「今夜の星空散歩」では、同じ時季でもスタッフによって異なるアプローチで今夜の星空を生解説。
スタッフと一緒に星空の多彩な楽しみ方を見つけることができる。
小さな子どもから楽しめる「こどもの時間」など、番組の種類もさまざま。
展示ゾーンでは、大きな太陽系模型やCG映像で天文の世界が楽しく探究できる。
「ひとみ望遠鏡」で天体を観察して本物の宇宙と出会える観測ゾーンや屋外の惑星広場など、宇宙を体感できる展示やスペースがいっぱい。
※再入場:展示室のみ。
※2021年5月に館内に「そらカフェ」がオープン

【パレットおおさきのプラネタリウム館】

パレットおおさき内にある、全150席の広々した空間のプラネタリウム。
一般向け投影では、スタッフによる星座生解説と、美しい音楽や迫力ある映像とともに星空や宇宙を満喫できるプラネタリウムテーマ番組がある。
また、大人気アニメキャラクターを使った投影番組も期間限定で行われる。
季節毎に番組は入れ替えられるので、何度行っても楽しめる。

秋田県のプラネタリウム一覧

【秋田ふるさと村の星空体験館スペーシア】

直径23ｍと東北最大級のプラネタリウムで、かまくら型の建物がユニークだ。
コニカミノルタプラネタリウムの最新システム「Media Globe Σ SE」とハイスペックの4Kレーザープロジェクターを装填し、世界最高峰の高精細な機能を備える。
安心安全の抗菌仕様のリクライニングシートにゆったりと身をゆだねながら、美しい映像と音楽に包まれる非日常空間を体験できる。
星や宇宙に関する本があるスペースライブラリー、宇宙食やストラップなどのグッズ販売コーナーも人気。
デジタル技術を駆使したトリックアートや、大型アスレチック、巨大ボールプールや木のおもちゃコーナーなど楽しい仕掛けがいっぱい！

【サイエンスパーク・能代市子ども館のプラネタリウム】

ドーム径10ｍ・客席数100席のデジタル式プラネタリウムでは、ファミリー向けキャラクター番組、サイエンスコンテンツの番組を毎日投映している。
見たい番組の投映時間をチェックしてでかけよう。
また、毎月開催の臨時投映「星時間」では、季節の星座や天文現象を取り上げ、スタッフが生解説も行っている。
星空を楽しみたい方には、毎月開催の「星時間」と年2回開催の「星空のプラネタリウム♪」がオススメ。
「星空のプラネタリウム♪」では、満天の星と癒しのBGM、アロマの香りの中でリラックスタイムが過ごせる。
※プラネタリウム観覧券の販売・配布は投影開始の5分前には終了。

【秋田県児童会館みらいあのプラネタリウム】

児童会館の2階にあるプラネタリウムは、東北初の最新鋭デジタルプロジェクターによる投影を行っている。
12.4等星までの恒星3次元位置データと紀元前100万年から紀元後100万年までの恒星固有運動データを内蔵し、投影ランプの輝度によって恒星数などを変化させながら投影する。
高画質の映像は、地球から見た星空だけでなく、宇宙から見た美しい地球の姿や太陽系から銀河系、さらには137億年先の宇宙のかなたまで映し出し、無限の宇宙の不思議を体感させてくれる。
秋田杉でつくった木製のすべり台やおもちゃなどがある。
木のぬくもりや香りを感じながら遊ぶことができる。
※平日は事前予約により団体での利用を受け入れて（おおむね10名以上、詳しくはお問い合わせ）

山形県のプラネタリウム一覧

【北村山視聴覚教育センターのプラネタリウム】

土曜とイベントプラネタリウムの時のみ一般公開される。
プラネタリウム上映前には、子ども映画劇場もあり、すべての観覧料が無料。
プラネタリウムは、季節ごとに変わる星空解説が魅力。
プラネタリウムは平成30年に中の光源をLED化し、これまで以上に鮮明に星が映るようになった。
令和2年には、椅子をリニューアルし、ゆったりとプラネタリウムを楽しめるようになっている。
不定期で天体に関するライブ配信やイベントなど開催している。
※客席数50席

【米沢市児童会館のプラネタリウム】

山形県南部内陸部の置陽地区で唯一のプラネタリウムは米沢市児童会館の2階にあり、4歳以上ならだれでも無料で観覧できる。
午前は30分番組、午後は45分の番組になっており、季節の星座や星座にまつわる伝説、果てしない宇宙へと広がる映像を楽しむことができる。
番組は季節ごとに変わる他、年に1回星空コンサートinプラネタリウムと題して、地元中学校や高等学校の吹奏楽部と星空のコラボレーションが堪能できるイベントも開催している。
映せる星の数は約4000万個となっており、満天の星空が楽しめる。
※年齢制限：4歳以上

福島県のプラネタリウム一覧

【高柳電設工業スペースパーク（郡山市ふれあい科学館）】

日本で5台しかない高性能のプラネタリウム投影機を備えている。
プログラムは宇宙と星空の話題を紹介する一般番組、子供と一緒に家族で楽しめる「キッズアワー」、大人向けの音楽とともに楽しむ「星と音楽のひととき」と多彩なラインアップで、内容はほぼ2ヶ月毎に変わる。
5名の解説員が客層によって雰囲気を変えるなど、ライブ感あふれる生解説を行っている。
七夕やクリスマスには生演奏によるプラネタリウムコンサート、天文学者による星の講演会なども開催する。
5名の解説員のそれぞれ違う生解説が何度観ても飽きさせない。
金曜日は最終入場が19時と仕事帰りでも立ち寄れるのもポイント。

【福島市子どもの夢を育む施設こむこむのプラネタリウム】

全天周映像の美しい星空を楽しむことができる。
一般投影は季節の星座や惑星にまつわる神話を美しい映像で紹介する番組や、福島市の観光キャラクターももりんや人気アニメキャラクターと共に星空を旅する番組を投影する。
毎月第3金曜の「お仕事あとのプラネタリウム」では、スタッフの生解説にフルートの演奏など、毎月異なるテーマで癒しの空間を提供し人気を呼んでいる。

【棚倉町文化センター（倉美館）のプラネタリウム】

客席は92席で落ち着いた雰囲気で鑑賞できる。
子供、学生一般用プログラムがあり、全天周デジタルプラネタリウム「ステラドームプロ」によるデジタルソフトを上映している。
宇宙はじまり物語では、私たちの生命の源をたどり、やがて宇宙空間へと広がる壮大で深遠なストーリーをわかりやすく解説する。
よもやま学園天文部の3人が天体や宇宙の謎に迫る、よもやま学園身近な天体編などのよもやま学園シリーズの他、四季の星座解説も上映している。

まとめ

プラネタリウムは、ドーム型のスクリーンに星や惑星、星座などを映し出し、まるで星空を見上げているような体験ができます。

上映されるプログラムの内容も一般向けや子供向け、中には乳幼児向けもあったり、七夕の季節や長期休暇に合わせた特別なプログラムなどさまざま！
事前に上映プログラムをチェックしておきましょう。

場合によっては、実際に星空を観察する観測会が行われていることもあります。

ぜひ一度、プラネタリウムに足を運んでみてはいかがでしょうか。

参考文献

全国のプラネタリウム・天文台｜ウォーカープラス