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東北地方の○○富士一覧―日本各地の郷土富士

日本一の山は富士山ですが、日本各地には「富士」と呼称される山がたくさんあります。

そのほとんどは山容が富士山に似ているからですが、
歴史的に富士山と何かしらの関係があったり、そういう土地を代表する山にも「富士」がつくことがあります。

こういった日本各地の「富士」がつく山を『郷土富士』と呼びます。

今回は、東北地方の郷土富士をまとめてみました!

東北地方の観光の参考にしてください。

Contents

青森県の郷土富士一覧

【津軽富士】(つがるふじ)―青森県弘前市・西津軽郡鰺ヶ沢町

詳細:
青森県の最高峰で日本百名山および新日本百名山の1つの岩木山(いわきさん)のこと。
津軽平野のど真ん中に位置し、津軽のシンボル的存在である。
太宰治はその山容を「十二単を拡げたようで、透き通るくらいに嬋娟(せんけん)たる美女」と例えている。
山麓に多くの温泉を有し、南麓には津軽一帯の信仰を集める『岩木山神社』がある。
ご当地グルメは糖度が16度もあるトウモロコシ『嶽きみ』、マタギ料理を現代風にアレンジしたジビエ料理、ワサビやセリ。

【南部小富士】(なんぶこふじ)―青森県三戸郡南部町・三戸町

詳細:
『名久井岳県立自然公園』に指定されている、名久井岳(なくいだけ)のこと。
古くから霊峰山として人々に信仰されており、麓に法光寺、恵光院、野瀬観音が建立されている。
なお、名久井岳県立自然公園の開園は5月~11月までで、登山口に50台分の無料駐車場がある。

【十和田富士】(とわだふじ)―青森県十和田市

詳細:
十和田カルデラ外輪山の最高峰である十和田山(とわだやま)のこと。
山頂からは眼下に十和田湖が、他にも八甲田山や岩木山、八幡平などが見渡せる。

岩手県の郷土富士一覧

【岩手富士/南部富士/南部片富士】(いわてふじ/なんぶふじ/なんぶかたふじ)―岩手県八幡平市・滝沢市・岩手郡雫石町

詳細:
岩手県の最高峰で県のシンボルの1つであり、日本百名山の1つの岩手山(いわてさん)のこと。
東の盛岡側から見ると、富士山のように長い裾野を引き、「表岩手」と呼ばれる。
対して、南の雫石町や北の八幡平市から見ると外輪山の連なりがデコボコしていて「裏岩手」と呼ばれる。
宮沢賢治がこよなく愛した山。
ご当地グルメは豊富な湧水で育てられ、塩焼きや刺身や寿司にしても美味しい『岩魚』。

【遠野小富士】(とおのこふじ)―岩手県遠野市・釜石市

詳細:
北上山地にあり、遠野三山の1つの六角牛山(ろっこうしさん)のこと。
古くから山岳信仰の対象とされてきた。
山頂からは早池峰山、石上山、物見山、五葉山を望むことができ、眼下には遠野盆地を展望できる。
遠野には『カッパ淵』があり、そこには多くの河童が住んでいたという伝説がある。

※遠野三山
⇒石上山(いしかみやま)標高1038m
⇒早池峰山(はやちねさん)標高1917m
⇒六角牛山(ろっこうしさん)標高1294m

【室根小富士】(むろねこふじ)―岩手県一関市

詳細:
国民休養地と室根高原県立自然公園に指定されている、室根山(むろねさん)のこと。
山頂からは太平洋を含む360°のパノラマを望むことができる。
春はツツジで山全体がピンク色に染まり、初夏は濃い緑で覆われ、秋には紅葉を見ることができる。
冬は雪のために5合目付近で通行止めになる。
山頂近くの展望休憩所の屋上には天体ドームには反射式望遠鏡・屈折望遠鏡・太陽専用望遠鏡があり、昼夜問わず天体観測を楽しめる。

【野田富士】(のだふじ)―岩手県九戸郡野田村

詳細:
和佐羅比山(わさらびやま)のこと。
男山(814m)と女山(774m)の双耳峰で、野田村を代表する霊山。
「和田富士」とも呼ばれる。
男山と女山の分岐点にある『和佐羅比峠』は塩の道とも呼ばれている。

【綾里富士】(りょうりふじ)―岩手県大船渡市

詳細:
「大森富士」とも呼ばれる大森山のこと。
裾野には漁師町が広がっている。
周囲には大股山や立石山があり、海岸には綾里海水浴場がある。

【富士の根山】(ふじのねやま)―岩手県奥州市

詳細:
東日本で唯一「根」がつく山。
北側から見た姿が富士山に似ている。
鉄塔のメンテナンス道と山頂への道の分岐点があり、山頂へはやぶの中を進む。

宮城県の郷土富士一覧

【小富士山】(おふんつぁん/おふじさん)―宮城県石巻市

詳細:
標高308m。
雄勝半島の大半を占める山で、海を航行する漁船の目印に利用されてきた。
林道から石峰山を見ることができる場所が一か所だけある。

【小富士山】(こふじさん)―宮城県石巻市

詳細:
標高145mの低い山ながら、山容は富士山に似ている。
羽黒神社の参道から登ることができる。
途中に1か所だけ富士沼が見渡せる場所があり、奥には福地山が見える。

【富士高森山】(ふじたかもりやま)―宮城県石巻市

詳細:
標高321m。
国道45号線から林道を入っていくことができるが、道は細く荒れているところもある。
山頂付近に「浅間〇○」と刻まれた明治38年の石碑があることから、富士山信仰の対象となっていたと思われる。

【加美富士】(かみふじ)―宮城県加美郡加美町

詳細:
加美町のほぼ中央に位置し、東北百名山の1つの薬莱山(やくらいさん)のこと。
富士山と同様に円錐形をしており、町内の様々な場所からその姿を見ることができる。
山麓には牧場やスキー場、ゴルフ場、温泉などがあり、本格的なリゾート地となっている。
ツツジやフジ、ヤマユリなどが見られ、500mほどのソメイヨシノの桜並木が続いている。
ご当地グルメはミネラル豊富な湧水と無農薬で栽培した本わさびをご飯にかけて楽しむ「やくらいワサビ丼」。

【仙台富士/名取富士】(せんだいふじ/なとりふじ)―宮城県仙台市太白区

詳細:
仙台市周辺の平野部の広い範囲から眺めることができる、太白山(たいはくさん)のこと。
太白区の名称はこの山に由来する。
縄文時代から人々の親しみと信仰の対象だったようで、平安時代には山頂に『貴船神社』が祀られ、中腹には源頼朝が『生出森八幡神社』を祀っている。
70~80種もの野鳥や動物が生息するという、自然の宝庫である。
登山口は茂庭台側と入来田側に1か所ずつあり、車での乗り入れが可能。
ご当地グルメは美容と健康の効果が期待できる枝豆からつくられたあんをお餅にからませた『ずんだ餅』。

【文字富士】(もんじふじ)―宮城県栗原市

詳細:
栗駒、鶯沢、花山にまたがって位置している大土ヶ森(おおどがもり)のこと。
山容が富士山ににているので、文字富士と呼ばれるようになった。
また、『文字三山』の1つでもある。
古くから地域の人々の暮らしと密接にかかわっており、語り継がれてきた民話伝説が残されているようだ。
鶯沢側の登山ルートはよく整備されており、これを利用する登山者も多い。

※文字三山
⇒大土ヶ森(おおどがもり)
⇒中ノ森(なかのもり)
⇒櫃ヶ森(ひつがもり)

秋田県の郷土富士一覧

【出羽富士】(でわふじ)―秋田県にかほ市・由利本荘市

詳細:
鳥海国定公園に属し、日本百名山・日本百景の1つでもある鳥海山(ちょうかいさん、ちょうかいざん)のこと。
秋田県では「秋田富士(あきたふじ)」とも呼ばれている。
山頂に雪が積もった姿は富士山に類似している。
チョウカイアザミやチョウカイフスマなどの固有種をふくめ、豊富な種類の高山植物が分布している。
さらに日本最深の氷河は春・夏スキーでにぎわい、周辺の『獅子ヶ鼻湿原(にかほ市)』、『法体の滝(由利本荘市)』などは春・夏・紅葉の季節はハイカーでにぎわう。
道の駅鳥海「ふらっと」や道の駅象潟「ねむの丘」ではご当地グルメや珍しい特産品が味わえる。
ご当地グルメは夏の風物詩である象潟産の『天然・岩がき』。

【明田富士】(みょうでんふじ)―秋田県秋田市

詳細:
標高35mで日本山岳会によって「日本一低い富士山」と認定された富士山(ふじやま)のこと。
しかし、南側の金照寺山を除いて近隣に高い山・建物などが無いので、山頂からは秋田市の市街地を広く望むことができる。
中腹には『明田稲荷大明神』、山頂には『富士大権現』が祀られている。

【大潟富士】(おおがたふじ)―秋田県南秋田郡大潟村

詳細:
人工の山で標高0m(海抜0m)で円錐形の築山。
周囲は干拓地で海水面よりも標高が低く、周囲からの比高が富士山の1000分の1の3.776mで、かつ山頂の標高が海抜0mになるように造られている。
なお、築山(人工的につくられた山)のため、国土地理院の地形図には掲載されていない。

【毛馬内富士】(けまないふじ)―秋田県鹿角市

詳細:
地元では故郷の山として親しまれている茂谷山(もやさん)のこと。
山麓には『月山神社』があり、数々の縄文時代や中世の遺跡が残っている。
ご当地グルメは鹿角市が発祥の秋田名物『きりたんぽ』。

【前田富士】(まえだふじ)―秋田県北秋田市

詳細:
標高275mの七角山(ななかどやま)のこと。
山頂までの中間地点の展望台からは阿仁前田の集落と阿仁川が眺められる。
山道は急勾配の坂があったりする。

※出典:ヤマレコ

山形県の郷土富士一覧

【鳥海富士】(ちょうかいふじ)―山形県酒田市・飽海郡遊佐町

詳細:
鳥海国定公園に属し、日本百名山・日本百景の1つでもある鳥海山(ちょうかいさん、ちょうかいざん)のこと。
別名、出羽富士。
山頂は飽海郡遊佐町に属し、山形県の最高峰である。
山形県では「庄内富士(しょうないふじ)」とも呼ばれている。
山頂からは北方に『白神山地』『岩手山』、南方に『佐渡島』、東方に『太平洋』を望むことができる。
周辺の自然の景勝地に『二ノ滝(遊佐町)』『玉簾ノ滝(酒田市)』などがある。

【吾妻富士】(あづまふじ)―山形県米沢市・福島県耶麻郡北塩原村

詳細:
磐梯朝日国立公園に属し、吾妻連峰を構成する山の1つで、連峰最高峰の西吾妻山(にしあづまやま)のこと。
山頂に三角点はなく、樹林に囲まれているため、眺望はきかない。
古くから信仰の対象となっており、山頂の天狗岩には吾妻明神を祀る『吾妻神社』があり、修験道の山とされた。

福島県の郷土富士一覧

【吾妻小富士】(あづまこふじ)―福島県福島市

詳細:
吾妻連峰の1つで、すり鉢状の大きな火口がある摺鉢山(すりばちやま)のこと。
福島市側から見ると、小型の富士山のように見えるためにこの名がついた。
『磐梯吾妻スカイライン』の途中にある『浄土平』から路線バスや車でアクセスできる。
1時間弱で加工壁を一周する『お鉢巡り』ができる。
早春のころ、山肌の残雪が雪うさぎのように見える現象『吾妻の雪うさぎ』がみられる。
吾妻連峰の周辺には『土湯温泉』『高湯温泉』『飯坂温泉』など多くの温泉が湧き出ており、湯めぐりや陶芸、こけしの絵付けなどの体験ができるところもある。
ご当地グルメはくだもの王国らしくサクランボ、モモ、ナシ、ブドウ、リンゴなどの果物の他、いかにんじんなどの郷土料理、福島やきとり、凍み豆腐、ラジウム玉子、円盤餃子など多種多様。

【吾妻富士】(あづまふじ)―福島県福島市・耶麻郡猪苗代町

詳細:
吾妻連峰の1つで、福島市内の最高地点である東吾妻山(ひがしあづまやま)のこと。
吾妻連峰の中でも随一の眺めを誇り、『中吾妻山』『烏帽子山』『一切経山』『吾妻小富士』『高山』など吾妻連峰を構成する山々のほか、『安達太良山』『裏磐梯の湖沼群』『磐梯山』『猪苗代湖』を見渡せる。
登山道は烏帽子平登山口から景場平湿原を経由するコースと、浄土平から姥ヶ原を経るコースあるいは酸ヶ平湿原、鎌沼を経由するコースがある。

【会津富士】(あいづふじ)―福島県耶麻郡猪苗代町・磐梯町・北塩原村

詳細:
日本百名山の1つで、福島県のシンボルの1つでもある磐梯山/会津磐梯山(ばんだいさん/あいづばんだいさん)のこと。
会津盆地から見ると、きれいな三角の頂が見えることから会津富士と呼ばれる。
南側の表磐梯は整った形をしているように見えるが、北側の裏磐梯は大噴火の荒々しい爪跡が残っている。
登山口は八方台登山口、猪苗代登山口、翁島登山口、裏磐梯登山口A・B、川上登山口、渋谷登山口の6つ。
ご当地グルメはよもぎ団子を磐梯山のみずみずしい笹で包んだ『笹だんご』と温泉まんじゅうを天ぷらにした『天ぷらまんじゅう』。

【田村富士/三春富士】(たむらふじ/みはるふじ)―福島県田村市

詳細:
町のシンボルであり、富士山のように山容が美しい片曽根山(かたそねやま)のこと。
昔、坂上田村麻呂が鞍掛山から放った鏑矢が、この山の片方の曽根をかすめたという故事から片曽根山の名がついた。
毎年5月の山開きのころは山頂に山ツツジが咲き誇る。
また、10月中旬には『田村富士ロードレース大会』が開催される。
山頂からは吾妻連峰や那須連山まで見渡せ、夜景は遠くの市街地の灯りまで見ることができる。
車で山頂付近まで行くことができる。
ご当地グルメは田村市の特産の『エゴマ』を使った商品や『あぶくまの天然水』。

【葛尾小富士/野川富士/小富士】(かつらおこふじ/のがわふじ/こふじ)―福島県田村市・双葉郡葛尾村

詳細:
龍子姫の伝説を残す竜子山(たつごやま)のこと。
貴重な原生林と野鳥の棲み処でもあり、四季折々の眺めは小富士と呼ぶにふさわしい。
葛尾には生糸や製鉄業などで巨富を築いた松本一族の邸宅跡があり、『葛尾大尽屋敷跡公園』として公開されている。

※2019年現在、田村市や葛尾村の大部分は避難指示および居住制限が解除されています。
ただし、葛尾村の一部は今も帰還困難区域に指定されている可能性があり、入山ができない場合があります。

【滝富士】(たきふじ)―福島県いわき市

詳細:
豊かな自然環境が残り、手すき和紙や竹細工などの伝統工芸で有名ないわき市遠野に座する山。
ふるさと富士百名山に選定されるほどの優美な山容をもつ。
登山道が整備され、登りやすいと評判。
キャッチフレーズは「親子三代で登れる山」。
すぐ西側に渓谷美で知られる『鮫川』が流れており、特に紅葉の季節はウォーキングを楽しむ人も多い。
ご当地グルメは山芋で作った皮に甘さ控えめの小豆餡をたっぷり詰めた『遠野まんじゅう』。

【絹谷小富士】(きぬやこふじ)―福島県いわき市

詳細:
石森山の遊歩道を進んでいくと、到達する小富士岩のこと。
頂上からは二ツ箭山と絹谷富士がよく見える。
小富士岩への道の案内板に従って階段を下りるとすぐに『洞門岩』『夫婦岩』がある。
冬季は椿が咲いているようだ。

※出典:福島の山々

【絹谷富士】(きぬやふじ)―福島県いわき市

詳細:
石森林道の近くにある。
「磐城富士」は石森山とされることが多いが、本来は絹谷富士のことを言うらしい。
登山道はよく整備されており、途中には休憩所もある。
頂上のごつごつした岩塊は数千万年前の海底火山の噴火の名残り。
頂上からは東にいわき七浜、西に湯ノ岳や水石山、北に二ツ箭山などが見える。
春から秋にかけて山頂付近や登山道沿いには多くの花々を見ることができる。

※出典:福島の山々

【磐城富士】(いわきふじ)―福島県いわき市

詳細:
石森山のこと。
いわき駅に近く、区域一帯は「石森山生活環境保全林」の指定を受けている。
『いわき市フラワーセンター』が隣接しており、四季折々の花々を楽しむことができる。
また、17の遊歩道が整備されており、ここから絹谷富士や絹谷小富士に行くことができる。

※出典:「福が満開、福のしま。」福島県観光復興推進委員会

【小富士山】(こふじさん)―福島県東白川郡棚倉町

詳細:
うつくしま百名山の1つ。
山頂からは八溝山や、晴れた日には那須連邦を望むことができる。
メインの登山口は山の西側にあり、頂上まで約20分のトレッキングコースとなっている。
昔から信仰の対象となっており、山麓には『村社富士浅間神社』がある。

※出典:「福が満開、福のしま。」福島県観光復興推進委員会

【冨士山】(ふじさん)―福島県耶麻郡西会津町・喜多方市

詳細:
山頂には祠と灯篭があり、富士信仰が全国に広まっているのをうかがわせる。
北側には飯豊連峰が迫り、東側には磐梯山を遠望できる。
山麓には美しい棚田が広がっている。
南麓にある立岩山(雷山)との背比べ伝説の伝承が残っている。
登山口は泥浮登山口、漆窪登山口、立岩登山口 、立岩山登山口があり、各登山口に駐車スペースがある。

※出典:福島の山々

★参考文献★

Wikipedia
静岡県公式ホームページ『全国ふるさと富士』

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