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北海道地方の○○富士一覧―日本各地の郷土富士

日本一の山は富士山ですが、日本各地には「富士」と呼称される山がたくさんあります。

そのほとんどは山容が富士山に似ているからですが、
歴史的に富士山と何かしらの関係があったり、そういう土地を代表する山にも「富士」がつくことがあります。

こういった日本各地の「富士」がつく山を『郷土富士』と呼びます。

今回は、北海道地方の郷土富士をまとめてみました!

北海道地方の観光の参考にしてください。

目次

北海道の郷土富士一覧

【阿寒富士】(あかんふじ)―北海道足寄郡足寄町・釧路市・白糠郡白糠町

詳細:
約2000年前に雌阿寒岳の六・七合目付近が噴火してできた活火山。
円錐状の山の形が美しいことから、「阿寒富士」と呼ばれるようになった。
西麓には季節や時間、天候によって湖面の色が変わる神秘的な湖『オンネトー』(別名:五色沼)がある。
ご当地グルメは北海道遺産に登録されている、日本一大きいフキ『螺湾(らわん)ブキ』。

【蝦夷富士】(えぞふじ)―北海道虻田郡京極町・喜茂別町・倶知安町・ニセコ町・真狩村

詳細:
日本百名山の1つで、道央の最高峰である羊蹄山(ようていざん)のこと。
道央最高峰であることと富士山に似た円錐形の容姿から「蝦夷富士」と呼ばれている。
山頂からは南に『洞爺湖』、北に『ニセコ連峰』が見える。
ご当地グルメは倶知安町名物の『豪雪うどん』。

【渡島富士】(おしまふじ)―北海道芽部郡森町・鹿部町・亀田郡七飯町

詳細:
駒ヶ岳(こまがたけ)のこと。
砂原岳と剣ヶ峰の2つの峰からなる、円錐形の活火山。
蝦夷(アイヌ)と和人(シャモ)の関わりを反映した伝説がある山。
ご当地グルメはいかめし発祥の地・森町の獲れたて新鮮ないかを使った元祖『いかめし』。

【音威富士】(おといふじ)―北海道中川郡音威子府村

詳細:
JR北海道宗谷本線音威子府駅の東3㎞に位置する山。
南西の山麓に『音威富士スキー場』が整備されている。

【オホーツク富士/斜里富士】(おほーつくふじ/しゃりふじ)―北海道斜里郡清里町

詳細:
日本百名山の1つの斜里岳(しゃりだけ)のこと。
清里町の観光スポットの一つ。
登山道が3つあり、山頂には展望もある。

【温泉富士】(おんせんふじ)―北海道標津郡中標津町

詳細:
付近に『養老牛温泉(ようろううしおんせん)』がある山。
養老牛温泉や清里峠から見ると、端正な富士山型の山容を見せる。
登山道はない。

【釜谷富士】(かまやふじ)―北海道函館市

詳細:
『釜谷漁港』の北側に位置し、眼下に『津軽海峡』を望む。
「釜谷富士」の名は地元の人たちが昔から親しみを込めて呼んできたもの。
山頂からは下北半島や函館山が一望できるが、現在は山頂への登山道はない。
ご当地グルメは良質な漁場の自慢の逸品『粗挽きがごめこんぶ』。

【北見富士】(きたみふじ)―北海道北見市・紋別市・紋別郡滝上町・遠軽町

詳細:
標高1307m。
北見市にある北見富士と区別して「丸瀬布(まるせっぷ)の北見富士」と呼ばれることもある。
ナイター設備がある『滝上町桜ヶ丘スキー場』から一望できる。

※出典:コトバンク

【北見富士】(きたみふじ)―北海道北見市

詳細:
標高1291m。
北見市・紋別市・紋別郡滝上町・遠軽町にある北見富士と区別して「留辺蘂(るべしべ)の北見富士」と呼ばれることもある。
単純硫黄泉の『温根湯温泉(おんねゆおんせん)』からの展望が素晴らしい。

※出典:コトバンク

【黄金富士/浜益富士】(こがねふじ/はまますふじ)―北海道石狩市

詳細:
黄金山(こがねやま)のこと。
富士山に似た姿から、「黄金富士」あるいは「浜益富士」と呼ばれるようになった。
頂上からは暑寒別連峰(しょかんべつれんぽう)や遠くは積丹半島(しゃこたんはんとう)が一望できる。
アイヌ文化に関する名勝として指定されており、初心者でも登れる登山コースに人気がある。
ご当地グルメは浜益地区で養殖された、美味しいと評判のホタテを使った『海の幸カレー』。

【知床富士】(しれとこふじ)―北海道目梨郡羅臼町・斜里郡斜里町

詳細:
羅臼岳(らうすだけ)のこと。
知床半島にある火山群の主峰および最高峰で、知床国立公園に指定されている。
また、この山域を含む知床半島が『知床』として世界遺産に登録された。
日本百名山、花の百名山および新・花の百名山の1つ。
登山道は『羅臼温泉(らうすおんせん)』付近からと『岩尾別温泉(いわおべつおんせん)』付近からとが整備されている。
『知床五湖』の遊歩道からはその山容が一望できる。

【天塩富士】(てしおふじ)―北海道士別市・紋別郡滝上町

詳細:
前天塩岳の北東の稜線上に位置する、標高1450mの無名峰。
夏道はなく、積雪期に登頂する愛好家が多いようだ。
前天塩岳~天塩富士の稜線上は深い藪で覆われている。

【美瑛富士】(びえいふじ)―北海道上川郡美瑛町・新得町

詳細:
大雪山国立公園内にあり、十勝岳連峰の1つ。
火山であるが、現在のところ火山活動はない。
森林限界である山頂付近で高山植物が見られるのが特徴。
西側の裾野には『白金温泉(しろがねおんせん)』があり、その展望台からは十勝岳(とかちだけ)、美瑛岳(びえいだけ)、美瑛富士(びえいふじ)、オプタテシケ山(おぷたてしけやま)が一望できる。

【富士形山】(ふじがたやま)―北海道樺戸郡新十津川町

詳細:
徳富ダムの東側に位置する、標高637mの低山。
頂上付近が平らになっており、雪をかぶると富士山に似ていることからの命名と思われる。
吉野方面からの眺めはまさに「富士形」。
登りやすい山の筆頭格であるためか、登山者も多い印象がある。

【母恋富士】(ぼこいふじ)―北海道室蘭市

詳細:
標高141mの小山ながら、山の形が富士山に似ていることから「富士」の名がついたと言われている。
ただし、昭和40年代に山頂部の石材採掘が行われたため、富士形の山容は失われた。
母恋富士のあるこの地域は山に囲まれていて、室蘭送信所の電波が届きにくいため、中継所が設置されている。
また、室蘭まちづくり放送の送信所も山麓に設置された。

【増毛富士】(ましけふじ)―北海道樺戸郡新十津川町・増毛郡増毛町・雨竜郡雨竜町・北竜町

詳細:
増毛山地(ましけさんち)の主峰で、第三紀(約400万-200万年前)に活動した火山の暑寒別岳(しょかんべつだけ)のこと。
冬の季節風の影響で積雪が多く、初夏でも残雪が多い。
日本二百名山、北海道百名山に選定されている。
登山口は増毛町側と雨竜町側とにある。
雨竜町側から登った場合、途中に『白竜の滝』や「北海道の尾瀬」とも呼ばれる『雨竜沼湿原』がある。

【利尻富士】(りしりふじ)―北海道利尻郡利尻富士町・利尻町

詳細:
日本百名山および新・日本百名山、花の百名山および新・花の百名山にも選ばれた利尻山(りしりざん)のこと。
山域は『利尻礼文サロベツ国立公園』内の特別地域に指定されている。
多様な高山植物が生息し、夏季は多くの登山客が訪れる。
登山道の1つの鴛泊(おしどまり)コース3合目付近に『甘露泉水(かんろせんすい)』が湧き出ている。
ご当地グルメは日本三大だし昆布の1つで、懐石料理や京料理に欠かせない『利尻昆布』。

★参考文献★

Wikipedia
静岡県公式ホームページ『全国ふるさと富士』

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